第12课 [动物たちの叹き]

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动物

2010.06.03 Create By JaySun

第12課 [動物たちの嘆き]



栄養のバランスを十分に考えた食事が終わると、きれいな服を着せて美容院へ。シャンプーとカットの後は、病院で健康診断。病気のことを考えて保険にも一口。死くなたら友人を集めてお葬式。その後は前もって購入しておいたお墓へ。犬の話である。たかが犬ごときにと、馬鹿馬鹿しく思わないでもないが、ペットブームはここまで来ている。



動物を無理やり人間社会の枠組みに組み込み、得手勝手な、一方的な愛情を押し売りの対象として扱うことに疑問を抱き、社会の一員として受け入れ、共存を図ろうとする動きもある。例えば、犬を例に取れば、これまでのように番犬や警察犬、盲導犬として、人間の生活に役立たせるためだけに飼うのではなく、人間も犬も同じ動物だという立場からその権利を認め、社会生活における役割や楽しみを共有しようという人たちがいる。この人たちは、人間と動物の新しいパートナー関係を明確にするために、「ペット」の代わりに「コンパニオン.アニマル」という言葉を使い、動物と対等な立場で「共存.共生」することを目指している。

牛や馬、豚、鶏などの家畜は、初めは貴重な労動力、食料として飼われた。また、トラやライオンなどの珍しい動物は、動物園やサーカスで人間の目を楽しませる目的で捕獲、飼育された。しかし、理由はどうであれ、どちらの場合も自由を奪われ、人間社会という全く本来の生活環境とはかけ離れた生活パターンの中で生きることを強いられることに変わりはない。そして、いったん人間社会で飼育されると、そのうちに存在するための本能を失い、たとえ野生に戻されたとしてもえさを得る術さえ知らず、ただ死を待つばかりという状況に置かれることになる。ペットやコンパニオン.アニマルにしたところで、何ら事情は変わらない。どんなに可愛がられようが、大切にされようが、人間の側からの一方的な「共存.共生」など、ありがた迷惑以外の何物でもない。

近年、世界のあちらこちらで、動物実験の中止を求めて運動が繰り広げられている。モルモット、マウス、うさぎ、犬、猿などが、医療技術進歩の目的で、故意に感染、発病させられ、そのあげく、手術台へ送られメスを入れられる。実験に使われる動物は、雑菌に冒されてはいけないなどの厳しい条件があり、特殊な環境で繁殖、飼育される。こうした動物の扱いに対して批判が高まり、「動物虐待だ」「ごう慢な人間が、神聖な命を安易にもてあそび過ぎている」と、動物実験に反対する人たちは、声を限りに訴える。

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2010.06.03 Create By JaySun



その一方では、これは必要悪だという意見も、当然ある。動物を殺して食用にしているではないか。人間という種を存続させんがためにはどうしても目をつぶらざるを得ないことなのだ。同様に、医療技術や、医薬品を新しく開発しても、動物実験を経ないことには、人間に用いるわけにはいかない。好むと好まざるとにかかわらず、人間が病を克服し、少しでも長生きするためには、仕方のないことだ。動物が虐待されるのは見るに忍びないから、新しい医療技術も薬もいらない。病気になったらなったで、あえて運命には逆らわないというのであれば話は別だが、そうでなければ、いくら残酷だからといって動物実験をやめることはできないとする論理である。軽々しくは、反論できない。 かつてヒトは、日々の糧として聖なる命を奪うとき、労働力として生を終えた命を葬るとき、敬けんな祈りをささげた。人間も動物も自然の一部を形成する対等の存在であり、それぞれにかけがえのない命であることを知り、全ての命をいつくしみ、いとおしんだ。これからも、食料として、労働力として、娯楽の目的で、さらには、ペットに、実験用にと、多くの尊い命を犠牲にして生きていくことは間違いない。そうすることなく自らの命を守れない存在であるという原点に立ち返り、ヒトは、動物と真に「共存.共生」するとはどういうことかという問題を、今一度考えてみる必要がある。

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本文来源:https://www.dywdw.cn/f1cc360002020740be1e9bf5.html

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